グランド・サラウンド

こんばんは

年越してました

日記も今年初。

 

新年早々、色々ありすぎて

もう、1月も終わりですね。

 

寒くて息が白く凍るのと

タバコの煙と

コーヒーの湯気と

みんな同じなのに、意味が違ってて。

 

こんだけ汚い東京の空気吸ってんのに

禁煙しろだなんて馬鹿な事言われてさ

副流煙と東京の空気なんて

大差ないのにね。

 

お父さんが昔、タバコの煙でわっか作ってて

大人になったら出来るようになるんだって思ってたけど

未だにできないでいる。

 

大人になってもできないことってあるんだ。って。

 

むしろ

大人になってからできないことの方が多い気がするんだ。

 

不思議です。

 

なんでもできると思ってた。

夢を見るのに理屈は要らないって誰か言ってた。

 

ベッドのシーツを握って寝るだけの毎日。

大人の男女はね、寝るのを我慢して愛し合うんだって。

でも、なんかわかる気がした。

 

いつか

いつの日か

スーパーで仲良くカート押して

買い物袋にたくさん詰めながら

 

「今日もお菓子買い過ぎちゃったね」

 

って

 

笑いながら言いたい。

 

それが夢です。

ささやかな。

私の。

 

ささやかな。

日常の1つ。

 

ブレス・サウンドレス

呼吸の見える寒い夜。

 

季節には早い白い雪が今日降っていました。

レプリカみたいで、信じられないくらいの。

 

電線の隙間の星が

空気がすんでるせいかとても良く見える。

 

いつも淀んでほんとの輝きが見えない。

 

今日、ライブハウスのステージのライトがいつもより暗くて

よく見えなかった。

 

輝きなんて、そんなものだと片付けたくないけど。

 

暗い夜道の白い雪は何故かとても綺麗でさ、

街頭など役に立たない地元の道路でも

良く見えるんだ、不思議と。

 

そうでありたいと思う。

 

冷たいものは皆、綺麗だ。

氷の中にしまった花も枯れない。

 

冬は嫌いだけれども、綺麗なものがたくさんある。

寒くて寒くて大嫌いな帰り道も

綺麗なもの探しゲームをしながら帰ろう。

 

 

ブランケット・ビスケット

はろーはろー寒い夜。

今夜も寝る前にぽつぽつ書きます。

 

おやすみなさい。

ベッドの海を泳いで、乾いた目を瞑れば

見えるいつかのあの日あの人。

 

足を絡めて漂うだけ、布団の波に襲われる。

 

人の暖かさを知るこの季節。

この波の温もりはなにかに似ているなあと。

 

もう少し泳いでたいのに、夜間遊泳しかできない辛さ。

 

寝息は海の音。

あなたの小波。

 

パジャマは水着。

私のは可愛い猫ちゃんなの。

 

枕は浮き輪。

泳ぐの下手、だから抱き枕で許して。

 

夜の海を漂う星は。

光る微生物。

 

月は月。

ただ変わらず見ていてくれる。

どこかのあの子も、同じ月を。

 

ほら、目を閉じて泳いでみると

見えてくるよ、たくさんの。

 

クラゲもクジラも貝殻も

もうみんなみんないなくなった。

 

そこには1人私だけの海。

冬の寒い海。

 

二人で手を繋いで泳ぎたかった。

そんな寒い海。

 

息のできない夜。

海水に濡れた枕につかまって。

朝まで漂うんだ。

 

おやすみ、今日も、よく頑張りました。

おやすみ、明日も、おやすみがいえるといいな。

おやすみ、どうかいい夢見てね。

おやすみ。

オータム・オーバー

こんにちは、お久しぶりです。

 

もう秋になりました。日記を書かないうちに。

枯葉ももうすぐ落ちきる季節になりました。

 

冷え性の私は、また手足を冷やして心を冷やしてしまうとても嫌な季節です。

 

数年前、毎日当たり前に見ていた見慣れた景色を今日、久しぶりにみてきたよ。

落ちた銀杏の葉が道を黄色に染めながら。

夕日の落ちる数分前まで、そこにいた。

すべてがオレンジで、それは暖かくてとても寂しかったように思えた。

 

当たり前の幸せというものは

自分には数え切れないほどあるだろう。

 

1つ、1つとそれをなくした時に

わかることもあるだろう。

 

子供の頃遊んでいた公園がなくなって

なくなったことすら忘れてしまうし。

 

新しく家がたっても

前までここがなんだったかも思い出せないんだ。

 

いずれはそうなる。すべてのものは。

それでも抗って

拾っては落として

落としては拾って。

 

記憶の海馬の片隅に眠ってしまったとしても

忘れたくない。何かとても大切なもの。

 

一番忘れてはいけないことは

当たり前、普通、日常

それができる幸せだ。

 

ここは私がかえる場所。

 

1℃に満たない朝に

目覚ましに起こされる

夜の海に入るように

足先を冷やして

ああ、今日も始まる

今日も寒いな

何着よう

 

そんな、日常です。

 

 

センチ・メートル

お久しぶりです。
紫陽花の季節も終わりを迎えてしまいました。
もう、夏です。
裏通りを歩くと、蚊取り線香の香りが纏わるようになりました。

刹那に感じるものたちが、夏になると増えて、
私はとてもおセンチになる。


あのね、昔、貝の中には小さな海があって
耳を近づけるとその小波が聞こえるんだと思ってた。

そうではないと気づいてから
私は知らなくてもいいことばかり知ってしまったよ。
ホントかウソかなんてどっちでもいいことも、あるのに。

頭でっかちの兵隊さんが
電車の中で私を、宇宙人でも見るかのように睨むの。
それにはもうとっくの昔になれてしまったんだけど、
たまにふと、悲しくなる。


火星に行けるようになったら
真っ先に地球からおさらばしちゃうんだけど。

宇宙の数ある星たちは
きっとね
幾千もの涙の成れの果てなんだよ。

地球のど真ん中で、愛を叫びたい。
そんな最近です。

では。

アンバー・アンサー

あじさいの咲いた裏道を横切って
朝露を横目に過ごす日々。

こんにちは。お元気ですか。

私はまあまあやってます。

夜更かしばかりで、少し朝に嫌われてるせいか
まぶたのオモい毎日で困りました。
好きで夜と付き合ってるんだけどね、
睡眠してる時間さえ勿体ないと思うようになったなんて変な話で。

形のない何かに追われているのか
はたまたそれは形はあれど意味の無いものなのかは知らないけど。

愛に形があったのならば、誰も愛を求めたりはしないよね。

誰しもみな自分が特別でありたいし
私もそう。

だけど時々
光を失ったプラネタリウムみたいに意味の無いものにもなりたいと思う。

認知されるということは
時折とても足枷になること。

その分身の回りのネジに影響すること。

私はやっと気づいたらしい。

自分が息をしている、これだけで
人の人生も変えていることに。


だったら思う存分好き勝手やろうじゃないの。
他人の人生巻き込んだっていいって位のさ。

その分
幸せになろう。

ジューン・ブライド

五月雨を集めて流れた五月末、
もう六月になりますね。こんばんは。

大して美しくもない綺麗事ばかりを並べた街灯の下で
ぽつりと考え事をね。


最近、久々に活字を読もうと本を手に取ったのだけど、
死後の世界で
三途の川を渡る時に自分が処女を捧げた相手におぶってもらうと書いてあった。

どうしてなのかは
とうに見当もつかないし、ただとてもロマンチックだなとも思ったの。

2ちゃんで読んだ河童と結婚した話もそんな内容だったなーと。

エロスとタナトスというやつなのだろう。
いつだって性(生)と死は隣同士であるからして
私たちは日々を大切にしながら生きているし
きっと死後の世界もこの世と同じで
その観念は切っても切れないんだろうね。

妖怪と結婚した人の話を読んで
人の命は本当にみじかくて
先ゆく人間の夫を刹那に看取る妖怪の妻と
あの世で200年妻を待つ人間の夫の気持ちを考えた時に

「あぁ、それに比べて人間同士はこうも簡単にくっついたり離れたりするんだろうか、、契というのは何のためにあるの、、、」としみじみ思ったりした。

人間って勝手だけど、脆くて儚いね。


そんな人間の私ですが、梅雨にうたれながら明日からまた頑張ろうと思っています。