プリザーブド・ラヴァー
やあやあ、人間のみなさん。
ごきげんうるわしゅう。
今夜もこの時間。
私が1日どうやって息をしたのかの記録をつけようか。
八月なのに、秋のような風が吹いていた。
袖口から入る冷たい空気に
体がついていけなくて、
地球上で一人ぼっちにされたみたいだった。
夏は冬よりもずっと冷たい。
でもね今日は、たくさんいろんな人に会ったんだ。
いろんな話を聞いて
いろんな世界をのぞいたの。
孤独って
本当に孤独な人には自覚のないものなのでしょうかね。
自分が孤独を感じるということは
周りにはいつも誰かがいてくれたから。なのかな。
1人じゃないけど独り。
独りじゃないけど1人。
心が無かったら
最初からこんな気持ちにはならないだろう。
シュガーレスのコーヒーと同じ。
初めから甘いヤツ飲んでると
ブラック飲んだら苦く感じる。
私はブラックが一番すきなんだ。
黒は何色にも染まらないから。
なんてかっこいい響き。
くさいセリフだわ。