スウィート・ティアーズ
やあやあ鬱くしい1日をお過ごしの皆さん。
夜はもう肌寒くて、握った手を離したくないね。
いつかのおとぎ話に、
来た道を迷わないようにパンをちぎって歩く2人が居たけど
もときた道を戻るつもりは私にはないので。
魔女の住むお菓子の家だろうが
これから起こる未来を恐れても進まなくて。
ただ、手を繋いで歩けば怖くない。
私は甘党だから
甘い甘いおうちに誘われてホイホイ行ってしまう。
ちぎったパンの欠片はひとつも
残ってやしないよ。
でもね。
あるのは素敵な結末。
見えない足跡は、無意味ではなく。
「泣かなくても大丈夫だよ。ちゃんと帰れるから。」
森を抜けたら、
そこには。