シガレット・バイオレット

ぐっとでいずな夜を過ごしてるみなさん
こんばんは。

今日はとてつもなく寒いですね。

休日、なのに
何故かいつも働いている街にいる。

休みの日に見る街は少し違って見える。
不思議と、スローモーションだ。

そして休みの日に吸うタバコもいつもと違っていい味なのだ。

雨で湿ったイスに腰掛けて
通りすがる人を目で追いながら
煙をくゆらしているのがたまらなくいい。


大人のたしなみ、なのだけど
私はタバコを吸う人の横顔を見るのが昔から好きでね。

鼻と口にかけてのライン、咥えるシガレット、添える指。
これが完璧に決まっていてカッコイイと
1人前の大人なんだなーと思っている。

火をつければものの数分。
その数分の出来事でその人の生き様がわかる。

もはや美学。

意味もなく火をつけて
消えたとて灰となり
何のために煙を吸うかと聞かれれば

私は
「意味の無い行為にお金をかけられるって最高の贅沢だから」

と答えるね。


今日も何回かブラックデビルにキスをした。
雨の匂いと混ざる甘い煙。

その空気感がたまらなく好き。

時間をお金で買ってるようなものだけど、
それくらい私に贅沢させて。


素敵、大人も悪くない。

では。