ジューン・ブライド

五月雨を集めて流れた五月末、
もう六月になりますね。こんばんは。

大して美しくもない綺麗事ばかりを並べた街灯の下で
ぽつりと考え事をね。


最近、久々に活字を読もうと本を手に取ったのだけど、
死後の世界で
三途の川を渡る時に自分が処女を捧げた相手におぶってもらうと書いてあった。

どうしてなのかは
とうに見当もつかないし、ただとてもロマンチックだなとも思ったの。

2ちゃんで読んだ河童と結婚した話もそんな内容だったなーと。

エロスとタナトスというやつなのだろう。
いつだって性(生)と死は隣同士であるからして
私たちは日々を大切にしながら生きているし
きっと死後の世界もこの世と同じで
その観念は切っても切れないんだろうね。

妖怪と結婚した人の話を読んで
人の命は本当にみじかくて
先ゆく人間の夫を刹那に看取る妖怪の妻と
あの世で200年妻を待つ人間の夫の気持ちを考えた時に

「あぁ、それに比べて人間同士はこうも簡単にくっついたり離れたりするんだろうか、、契というのは何のためにあるの、、、」としみじみ思ったりした。

人間って勝手だけど、脆くて儚いね。


そんな人間の私ですが、梅雨にうたれながら明日からまた頑張ろうと思っています。