オータム・オーバー
こんにちは、お久しぶりです。
もう秋になりました。日記を書かないうちに。
枯葉ももうすぐ落ちきる季節になりました。
冷え性の私は、また手足を冷やして心を冷やしてしまうとても嫌な季節です。
数年前、毎日当たり前に見ていた見慣れた景色を今日、久しぶりにみてきたよ。
落ちた銀杏の葉が道を黄色に染めながら。
夕日の落ちる数分前まで、そこにいた。
すべてがオレンジで、それは暖かくてとても寂しかったように思えた。
当たり前の幸せというものは
自分には数え切れないほどあるだろう。
1つ、1つとそれをなくした時に
わかることもあるだろう。
子供の頃遊んでいた公園がなくなって
なくなったことすら忘れてしまうし。
新しく家がたっても
前までここがなんだったかも思い出せないんだ。
いずれはそうなる。すべてのものは。
それでも抗って
拾っては落として
落としては拾って。
記憶の海馬の片隅に眠ってしまったとしても
忘れたくない。何かとても大切なもの。
一番忘れてはいけないことは
当たり前、普通、日常
それができる幸せだ。
ここは私がかえる場所。
1℃に満たない朝に
目覚ましに起こされる
夜の海に入るように
足先を冷やして
ああ、今日も始まる
今日も寒いな
何着よう
そんな、日常です。