ネガティブ・ネイビー

食べ残した言葉をようやく飲み込んで

眠れない夜のためのお薬を舐めながら

無音のテレビを眺めていました。

 

今日職場の子と話してた。

 

コーヒーのお代わりをしたあたりで

あの子は、人をイライラさせる才能があるよねって。

 

悪口。言うのすごく嫌いなんだけど。

今日は言っちゃった。

そうだね、ああいう子、性格が合わないから無理だなぁ。

って。

ちょっと付き合いきれないなあ。

って。

疲れちゃった。

って。

 

女の子はみんな、味方が欲しくて

陰口を言う。好きだの嫌いだの。自分のことは置いといて。

 

そうだよね。わかる。わたしも。

同情が安心に変わる。

 

きっと自分も言われてる。そんなの知ってるけど。

女の子は

不満を盾にして味方を作るの、上手な生き物です。

 

だからといって、好きでも嫌いでもないけど

愚痴ってしまった。

後で悲しくなって、自分で自分の悪いところ探して、1人で自己嫌悪してた。

 

悲しい生き物だから、何かを悪者にして

自分を保とうとするんだよ。

本当は、自分だって悪いところあるの。知ってる。

 

花いちもんめで欲しいものだけ揃えたら

あの子はいらないこの子が欲しい。

そうでなくちゃ生きられないんだ、仕方が無いことだ。

 

とても最低な自分だけれど

きっとたまにはこれでいいかも。

 

コーヒーマグの、横のスプーンが

歪んだ自分を写していた。

女の子ってめんどくさい。