ミステリ・エスケープ

珍しく肌寒い夜です。
休みの次の日は、仕事に行きたくないもので。
だからといって家に帰ると、部屋はいつも暗くて、結局1人なのも嫌のかなと思ったりします。

スマホにしてから、ケータイのアプリゲームをやってはアンインストールの繰り返しで
長続きするものはほとんどなかった。
よくあるロープレなんかも敵が倒せないとつまんなくなっちゃってスグやらなくなってしまう、私の良くないとこ。

でも昔から脱出ゲームや謎解きゲームは好きで、アプリをダウンロードしてはクリアしてを繰り返してる。
今日も2つクリアした。

 

自分のことをあまり話してくれない人っているじゃん。
そういう人も謎解きゲームと同じだなと思う。秘密主義をクリアしたくなる。

例えば自分の生い立ちや好きなもの、何してたのか。何考えてるのか。言葉にしてくれなくて困る人。


その人がよく食べてるもの、癖、表情、一つ一つヒントを手に入れる。
とても時間がかかることだ。
その人の情報がゼロからのゲーム。スタートである。

 

脱出ゲームだと一つの謎を解くのにいくつかのヒントと道具を使う。
それととても似ている。
「うーん、このステージの扉をあけるには。。」
クッキーとドーナツを渡したらドーナツだけ食べてるなぁ。
この人は硬いものより柔らかい食べ物が好きなのか。いつも飲み物これ飲んでるな、これ好きなんだなぁ。
赤いケータイ、黄色い小銭入れ
この色のもの身の回りに多いな。この色が好きなんだ。
私が黙ってると様子を伺ってくる、結構気にしいなんだろうな。
これは嫌いなのかも、気をつけよ。。

そうやって一つずつ。

 

どストレートの私だから、凄くもどかしいんだけど、退屈しなくて、楽しい。
いくつかのヒントが集まって、ようやく第一段階クリアする。
何段階まであるんだろう。きっと私はこの人のまだ1割くらいしか知らないんだ。
長いゲームになりそう。でも、絶対楽しい。

そうやって少しずつ理解していく、人間は言葉一つで表せるように単純ではない。

興味のある人は、みんなどこか謎が多い。
だから、知りたくなる。
私もそう思われてるかもしれないけど、意外とわかりやすい人間だと自分では思ってる。
すぐ顔に出るし。

だから謎解きゲームってやめられないのよね、一種の達成感。
人間は一生解けない謎なんだけど、だからずっと飽きないでいられるよ。

 

いつか最後の扉を開けることが出来たら
それは、最期の扉なのだろうか。

全て知ってしまうことは、きっと罪である。
どっかの誰かが、知ることは罪だと言ってたようなきがする。

知らなくていいことかもしれなくても、好きなものならどんな事でも知っていたいよ。

 

今日何食べた?どんな夢みた?占いは何位だった?
子供の頃は何して遊んでた?オバケは信じる?犬派?猫派?最近悪いことした?

どんな些細なことでもいい。知ることが罪なら、無関心はもっと罪だろ。

 

まだ、ゲームはこれでも始まったばっかり。
クリアするのは来世かもしれないね。