シー・シー

秋の気配がだんだんしてきた最近、

夏が終わったなと思う日の長さ。

 

相変わらず毎日ブルーでさえない気持ちをぶら下げたままの私です。

今日、1人で海を見てきた、理由は簡単。

 

前の日記にも書いた、夏の間に海に行きたかったから。まだ、ギリギリ夏って言わせてよ。

目標達成したよ、無事。

 

とても広くて深い、空との境目が分からなくて

小さい頃は海に空が映って青いんだと思ってたから その感覚が今日もあった。やっぱり海と空はおなじなんじゃないかなってね。

遠くに見えた太陽の沈む合図。先に空が焼け始めて、やがて海に飲み込まれていった。

それをただ何時間も眺めているだけ。の私。

 

何もかもが無になって、

風の音と打ち付ける波の音、それだけの空間に私は溶けていた。

本当にただ見つめているだけなのだけれど

私も海の一部になれた気がしたんだ。

あ、今、私も海になっている。そんな気がした。

目を閉じて感じる音さえ、私を海にする。

 

生き物たちの生と死があの海には詰まっていて

手で海水をすくっても、その中にはいっぱい、生まれて、死んでを繰り返したものが詰まっているんだ。

私達はね、母親の羊水から生まれたの、海から来たのです。

人も全て水から生まれている。そう。

だからさざ波はお母さんのお腹の中で聞いていた音に似ているんだって。

 

私は今日、いのちの音を聞いた。たくさんの。

あのまま自分も海になれたら、よかったのかな。

 

不思議だよね、人がなんで海にいきたくなるのか

すごくわかる気がしたよ。

だってこんなにも深くて怖くて優しくて綺麗なところは無いものね。

 

また、海になりに行きたい、