サファイア・ナディア

ぐっどないと。
素敵な夜に、ポチポチと。

卒業の季節と呼ばれ、
新しい出会いの季節と呼ばれ、
なんだかんだ理由をつけたがるこの季節です。

母校を卒業し、同時に黒髪ロングを卒業して1年が経ちました。

毎日通った通学路も
急いで靴を脱いだ下駄箱も
今となっては思い出の産物になってしまって。

卒業式のあの日を思い出した。
泣くわけないだろうと思っていたけれど
旅立ちの日にを式の最後に歌っていた時に
6年間が走馬灯のように浮かんで
涙が出た。
自然と泣いていたなあ。

一つの属世界から、旅立つのは
雛が巣立っていくのと同じです。

学校が嫌で嫌で仕方なかったのに、どうしても涙が止まらなかった。


だめね、ピアノの音は涙腺を掻き立てるのよ。

中高一貫だと6年間同じとかそんなもんで
放課後最寄り駅のデパートの屋上でバカやっては
青春だーーーー!!!とか言ってたし、
学校帰りにゲーセン寄ったりしてさ。
廊下は走るためにあったから。


デパートは、無くなるわけじゃない。
ゲーセンなんていつでも行けるのに。
廊下走っても誰も怒らなくなった。

その特別な何かが無くなるって事が
いわゆる「卒業した」って事なのだろう。


何にでも必ず終わりはあるって、
小さい頃に知った。
悲しいね、終わりはいつだって悲しい。
悲しくて冷たいものの方が多かったよ。

私にこれからも訪れるであろう
終わりが、どうか暖かいものでありますように。

始まりがどうか素敵な幕開けになりますように。

咲かせて見せましょう。

もう、春です。